この日記

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2020-01-01から1年間の記事一覧

ラーメンズ『椿』の『高橋』について

「おう、高橋」 「お、高橋」 「あれ、高橋は?」 「まだ来てない。 もうすぐ来るんじゃないかな、高橋と一緒に」 「あ、じゃあ高橋と高橋どうした?」 「あ、あいつら来られないって」 「まじで? じゃあ高橋と高橋抜きで高橋行くのかよ」 「まああいつらそ…

ジャルジャルの不条理

ジャルジャルについて書きたい。書きたいとは思っているが、どこからどう、はじめればいいかわからない。なぜ書こうと思っているのかはわからないが、少しずつ書いていきたい、と思っている。 ジャルジャルとは「究極のミニマル」で、「省エネ」的な笑いだと…

バナナマンのコントの笑いとは、進行の恐怖である

バナナマンのコントは進行しているものを語るところで行われる。 たとえば「ドッキリ」では、設楽が、日村の誕生日のために、ドッキリを行おうとしていて、その進行が書れている進行台本を日村に読まれてしまうだけのコントは、まさにそんな作りである。 あ…

ミルクボーイは、人間の輪郭を描いている

メモ程度に、少しずつ書いていきます。 相変わらずミルクボーイのことを考えています。それと同時に、いきなり脇道にそれますが。 僕の昔からの知り合いが絵を描いていまして、最近その人のイラストが本の挿し絵に使われることがありました。 その人の描く絵…

ミルクボーイとブラックマヨネーズの漫才について

ダブルのスーツと角刈り。こうしたキャラクターを揶揄するのは簡単だが、言わない。その代わり、角刈りの男(つまり、中年であること)であるために、パフェのかさましに使われているコーンフレークを、「これ以上店が増やそうもんなら、俺は動くよ」と言う言…

ミルクボーイと『さよなら渓谷』は何が似ているのか

ミルクボーイの「コーンフレーク」の面白さについて考えている。 吉田修一の『さよなら渓谷』を読んでいたときに、ミルクボーイの漫才の面白さとの共通性を見つけた。その共通性とは、「少しずつ全体像が見えていく」というものだ。ミルクボーイの漫才では、…