この日記

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2018/7/23

干刈あがた『ウホッホ探検隊』を読んでいる。

 

この小説では、主人公である母は、「君はあのとき、~をしていたね」というふうに息子が主体のように息子を観察している。「私は」という一人称の語りでもないし、「その男は」という三人称でもない。その時に語られるのは、父の仕事場へ行くところである。

君、は小学生の太郎らしいと読んでいるとわかる。まるで手紙を書いているかのように、君へ向けて語りかけている。

 

実際は母という存在は息子を名前で呼んでいる、というのはなんというか幻想で、ほんとうは息子のことをどう呼んでいるのかわからない。

この本で更に面白いところは、子どもたちがまるで子供のような喋り方をしないということだ。すごく大人っぽい。

 

 

バイトに行った、当たり前だけど。香水の匂いが変わっていた。髪が長い。